試算表/検定問題 -項目別取引-

項目別で与えられる形式については、二重取引の資料が出題される場合があります。
【解き方の手順】
①取引の仕訳をします。
②仕訳を集計して、試算表を作成します。



-例題-
●下記の資料にもとづいて10月末の合計試算表を作成しましょう。





-解答-
①-1 項目ごとに仕訳します。


①-2 二重取引を回避してから、仕訳の借方合計と貸方合計を計算しておきます。
    問題文では「現金」「当座預金」「仕入」「売上」 の4つの勘定に関する取引は項目別に示されています。
    項目別に示されている場合、例えば「現金」項目内の相手勘定科目に当座預金や仕入や売上がある場合、
    これらの項目内にも、相手勘定科目が現金となる同一の取引が存在する事になります。
    二重に集計しない方法としては、同一の取引を探して一方の仕訳を削除して集計しない方法と、
    項目分けされている勘定については項目内だけの金額を集計する方法等があります。

     ・同一の取引を探して一方の仕訳を削除して集計しない方法


     ・項目内だけの金額を集計する方法
          現金勘定の金額の集計は「現金」項目内にある金額だけを集計します。
          同様に当座預金勘定の金額の集計は「当座預金」項目内にある金額だけ、
          仕入勘定の金額の集計は「仕入」項目内にある金額だけ、
          売上勘定の金額の集計は「売上」項目内にある金額だけを集計します。


② 勘定科目ごとに仕訳の借方合計と貸方合計を計算します。
    本問の場合は、資料の月初繰越高欄の金額を加算して合計試算表の合計欄に記入します。
    借方合計欄と貸方合計欄の合計額を計算して貸借一致を確認します。
  

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