試算表／検定問題 －日付別取引（別解）－

試算表の解き方の手順はいくつかあります。
仕訳を（下書き用紙に）書かずに問題を解く方法もあります。
    ①仕訳を書かずに直接Ｔ字勘定に記入します。
    ②試算表を作成します。



－例題－
4月25日現在の合計試算表と売掛金買掛金明細表、および諸取引の資料にもとづき、
月末の合計残高試算表と売掛金および買掛金の明細表を作成しましょう。

－解答－
①－1　Ｔ字勘定の作成。
主要な勘定だけをあらかじめ作成しておきます。
・現金
・当座預金
・受取手形
・売掛金
・支払手形
・買掛金
・売上
・仕入
    ※その他の勘定については、まとめて記入します。

①－2　問題文4月25日現在の合計試算表の金額を記入しておきます。

①－3　取引の仕訳を考え、直接Ｔ字勘定に金額を記入していきます。
             売掛金と買掛金については、商店名がわかるように記入します。

①－4　各勘定の借方合計、貸方合計を計算します。
①－5　各勘定の残高を計算します。

※残高とは、借方合計と貸方合計の差額をいいます。
    差額は生ずる側と逆側に記入します。
    借方残高であれば、差額として左側に出た部分を右側に記入します。
    貸方残高であれば、差額として右側に出た部分を左側に記入します。
    試算表に書き移す時は借方残高なら借方に記入し、貸方残高であれば貸方へ記入します。

②　各勘定ごとに、合計残高試算表の借方合計欄と貸方合計欄に記入します。
       そして合計額を計算して貸借一致を確認します。

       各勘定ごとに、合計残高試算表の残高欄に記入します。
       そして合計額を計算して貸借一致を確認します。

③　売掛金、買掛金明細表を作成します。