試算表／試算表の種類

－試算表とは－
試算表とは、総勘定元帳の合計や残高を集計した一覧表です。
日常の帳簿記録の正確性を確かめる目的があります。

【試算表の作成時期】
決算時には必ず作成します。
決算時以外にも、毎月末（月計表）、毎週末（週計表）、毎日（日計表）など、
企業の事業内容に応じて作成します。


－合計と残高－

【合計】
・借方合計
  各勘定の借方の金額の合計額をいいます。
・貸方合計
  各勘定の貸方の金額の合計額をいいます。

【残高】
・借方残高
  各勘定の借方合計と貸方合計の差額のうち、借方に生じるものをいいます。
・貸方残高
  各勘定の借方合計と貸方合計の差額のうち、貸方に生じるものをいいます。

－試算表の種類－

【合計試算表】
各勘定の借方合計と貸方合計を集計した試算表です。
※特徴
    合計試算表の借方合計と貸方合計は、仕訳帳の借方欄の合計と貸方欄の合計と一致します。
    その為、転記が正しく行われているかどうかを確認することが出来ます。
    合計試算表の借方合計と貸方合計は必ず一致します。（貸借平均の原則）

【残高試算表】
各勘定の残高を集計した試算表です。
合計試算表の貸借が相殺された金額を表示します。
※特徴
    財務諸表を作成する時の基礎となる数字を集計します。
    残高試算表の借方残高の合計と貸方残高の合計は必ず一致します。（貸借平均の原則）

【合計残高試算表】
合計試算表と残高試算表をまとめた試算表です。