簿記の目的

簿記の目的は、財務諸表を作成することです。
財務諸表を作成するために、企業の経営活動を帳簿に記録する技術が簿記です。

-財務諸表-
【決算】
決算とは、企業や商店が財務状況やもうけを明らかにするために、書類を作成して開示する事です。
【財務諸表】
決算の時に作る報告書です。
財務諸表には大きく2種類あります。
・貸借対照表(Balance Sheet バランスシート B/S ビーエスと略します)
    財政状態を明らかにするための報告書です。
・損益計算書(Profit and Loss statement プロフィットアンドロスステイトメント P/L ピーエル
    と略します)
    もうけを明らかにするための報告書です。
※財務諸表は実際には他にもありますが、3級ではこの2種類となります。


-財務諸表の作成期間-
【会計期間】
通常の企業は、1年経ったところで財務諸表を作成します。
・1年の始まりの日 : 期首
・1年の終わりの日 : 期末(期末のことや、実際に財務諸表を作る作業も決算といいます)
・期首と期末の間  : 期中

当期-いま現在の会計期間
前期-1つ前の会計期間
時期-1つ後の会計期間(翌期ともいいます)

【財務諸表作成のタイミング】
①期首 → 貸借対照表 を作成します。
②期末 → 貸借対照表 と 損益計算書 を作成します。

【個人商店の会計期間】
3級は、個人商店を対象としています。
個人の所得税が1月1日~12月31日までの1年を基礎に課せられるため、1月1日~12月31日までを会計期間としています。
※法人企業は1年以内で会計期間を自由に決めることができます。
    通常は1年を会計期間とし、4月1日~3月31日までと決めている会社が多いです。

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