当期純利益(当期純損失)の朱書き

-損益計算書-
損益計算書に記入する当期純利益(当期純損失)は、朱書き します。
※ 朱書き(しゅがき) : 赤で書くこと

【当期純利益(当期純損失)の性質】
収益は、右側 に記入します。
費用は、左側 に記入します。
当期純利益(当期純損失)は、収益と費用の 差額の部分 です。

利益であれば、本来は損益計算書の右側(収益)に生じた金額を指しています。

損失であれば、本来は損益計算書の左側(費用)に生じた金額を指しています。


【差額の記入】
差額は生ずる側と逆側に記入します。
利益であれば、差額として右側に出た部分を、当期純利益として左側に記入します。

損失であれば、差額として左側に出た部分を、当期純損失として右側に記入します。

つまり、本来記入する側と逆側になるので 赤 で記入することになります
※簿記において、朱書きは 「逆」 を意味します。
※ただし日商簿記検定試験において
    筆記用具は黒鉛筆、シャープペン、消しゴムに限られていますので 黒字記入 になります。


-貸借対照表-
貸借対照表に記入する当期純利益(当期純損失)は 黒字 で記入します。
・利益は元入金に加わります。
    純資産の増加として、本来の位置である右側に記入されますので朱書きはしません。
・損失は元入金から減らされます。
    純資産の減少として(後述)、本来の位置である左側に記入されますので朱書きはしません。

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